スマート・サプライチェーンの脱炭素化
主要なサプライヤーを幅広く巻き込み、一次データを収集し、排出量のホットスポットに焦点を当てた共同行動計画を策定します。
サプライチェーンの脱炭素化とは何でしょうか?
一般的な企業の場合、サプライチェーン排出量(スコープ3)は、その企業の温室効果ガス(GHG)排出量全体の80~90%を占めています。にもかかわらず、サプライチェーン排出量は依然として見過ごされがちです。現在、CDPにGHG排出量を報告している企業において、スコープ3の目標設定しているのはわずか15%です。
企業は、サプライヤーを大規模に巻き込み、ともに取り組むことにより、脱炭素化目標において実質的な進展を遂げられると考えられます。
企業がサプライチェーン排出量の有意義な削減を行うには、スコープ3をはじめて開示した年から
3-5 年
の年月がかかるということが、CDPの調査によりわかっています。
分析、データ共有、削減計画のためのオンラインツールでサプライヤーとの連携を効率化
データ不足箇所とホットスポットによるセグメント化
排出量データを様々な角度から分析し、サプライチェーンのデータ不足箇所や最優先的に対処すべきサプライヤーのホットスポットを特定し、取り組むべき関連サプライヤーグループを把握します。
規模で取り組む
サプライヤーをTerrascopeプラットフォームに組み込み、共通ツールを活用してタスクとスケジュールを設定し、データをレビューし、アクションプランを共同で作成し、全体で進捗を追いかけることができます。
Terrascope がいかにしてサプライチェーン全体の取り組みを効率化するのか
サプライヤーを含めた導入が済み、必要なデータを共有するための時間と労力を削減することで、脱炭素化の取り組みに集中できます。
重点分野の定義
複雑なサプライチェーンをナビゲートし、ホットスポットを特定し、排出量の主な要因を可視化します。サプライヤーをセグメント化して取り組みの優先順位を決め、規模の拡大に対応できるツールを活用します。
データの改善
サプライヤー別および製品別の排出係数を取得して、スコープ3排出量の精度を向上させます。 さまざまな業界向けにカスタマイズされたテンプレートを用いたデータキャンペーンを実施し、Terrascopeのワークフロー管理を活用してサプライヤーを効果的に支援します。
共有能力の構築
サプライヤーにプラットフォーム内でのトレーニングを提供し、必要なデータの理解、一次データの安全な共有、イニシアティブの共同作業、進捗状況のトラッキングを行います。
サプライヤーの製品カーボンフットプリント
サプライヤーが迅速かつ正確に製品カーボンフットプリント(CFP)測定を独自に行えるようにし、使用する基礎データのソースと品質を可視化できるような環境を構築します。
Scope 3 expertise
Implement best practices for data collection and emissions factor matching using sector specific databases, and fill data gaps with Terrascope’s proprietary data and models
Land-based emissions
Calculate your land use change and land management emissions from activities such as fertiliser application, farm activities, livestock rearing and more
Decarbonise with AI
Identify the drivers behind your emissions hotspots and data quality gaps, and take advantage of Terrascope’s AI to surface next best actions and simulate their impact
Carbon data management
Make progress on your carbon data journey by improving the transparency, granularity, quality and auditability of the all the source data underpinning your calculations
顧客事例
世界最大規模の企業が、サプライチェーンの排出量を測定、管理するためにテラスコープを信頼しています。
「Terrascopeは、弊社の間接排出ホットスポットの包括的な分析を可能にするだけでなく、サステナビリティの専門家である彼らと協力することにより、将来に備えたサプライチェーン作りに向けたCO2排出量削減の戦略を探ることができました。」
浦野 正義
MCアグリアライアンス 代表取締役社長
「Terrascopeのおかげで、当社の建築方法ではプレキャストコンクリート部材と比較してCO2排出量を約25%削減できることも証明できました。これらの技術の使用によるCO2排出削減効果を定量化し、信頼性が高く理解しやすい形で示すことで、市場の関係者がこれらの技術を推進し、建築物の脱炭素化を支援する結果につながっています。」
Gianni Moor
Executive Committee, Board of Directors
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主要サプライヤーを幅広く巻き込み、一次データを収集し、排出量のホットスポットに対処するための共同行動計画を策定しましょう。